2013年2月20日水曜日

優しい会社と厳しい会社

今日は優しい会社と厳しい会社についてお話をしたいと思います。

優しい会社とは「仕事に優しい会社」の事で、仕事をしても、しなくても、評価に関係なく、給料は上がり、人事制度が年功序列型の企業の事です。
この会社の特徴は、官僚的な人間関係で組織が安定し、議論を好まず、なるべく波風を立てない受身的な組織風土の会社です。
こんな会社で、よくあるのが、クレームが発生すると原因を顧客に対して営業の対応が悪いからだとか、設計の検討不足が要因とか、営業部門と設計部門でクレーム責任の擦り合いをします。

こんな会社の特徴は
1.それは内の仕事じゃないと、自分の立場を狭く定義して、そこからはみ出さない
2.部門間の情報交換が無く、セクショナリズムが強い
3.残業等遅くまで仕事をしている人が評価され、効率的に仕事をして定時で帰る人は評価されない
4.顧客等の外部からの情報を積極的に取り入れる組織ではなく、内向きの議論が主体になる組織
このような「仕事に優しい会社」がどうなるかというと、官僚的、内向き組織の為、外部環境の変化に柔軟に対応できず、業績は悪化します。
社員にとってはこの優しい会社は一見居心地は良いですが、業績が悪い為、雇用は安定しなく、給与は低く、仕事にやりがいがない「社員に冷たい会社」です。


一方で「仕事に厳しい会社」は高いストレッチ目標が掲げられ、仕事は厳しいですが、やる気のある人が、評価される能力主義型の人事制度を取っている会社です。
この会社の特徴は仲間に信頼関係があり、常に顧客の目線で物事を捉え、改善改革の為に、徹底的に議論がされ、失敗を恐れずチャレンジ精神が根付いている会社です。

こんな会社の特徴は
1.みんなが知っている事を共有している、情報の共有化が出来ている
2.仕事にやらされ感がない
3.新しい事を思いついたら、まずやってみて、まずければ直す気風がある
4.常に仕事の目的を明確にして、行動している
このような「仕事に厳しい会社」がどうなるかと、チャレンジ的、能動的組織の為、外部環境の変化に柔軟に適応し、業績が向上します。社員に取っては、仕事に厳しいが、業績が向上する為、雇用は安定し、給与は高く、仕事にやりがいがある「社員に暖かい会社」です。


あなたの会社は「仕事に優しい会社」か「仕事に厳しい会社」かどちらでしょうか。
ぜひ、考えてみてください。

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