2014年3月3日月曜日

ヒエラルキー組織

今日は組織の考え方について書きます。 
一般的な会社の組織は社長、部長、課長、一般社員というような階層別のヒエラルキー組織になっていると思います。

この組織では仕事の指示が社長から部長、課長、一般社員の縦系列に流れ、仕事が進みます。統制がとれ、組織的な仕事が進みますが、どうしても官僚的、硬直的な組織になりやすい欠点があります。

「それは、我々の部門の仕事ではない。責任は他部門にある。」というようなセクショナリズム的な課題が発生します。部門間の横の繋がりが非常に薄くなります。

この課題を解決する為には個人、個人の繋がりを作るネットワーク組織が必要になります。

このネットワーク組織の典型がオーケストラのような組織で一人一人がプロとして指揮者の下で仕事をします。指示命令ではなく、一人一人が繋がりを持ちながら自立的に仕事をしていきます。

最近はヒエラルキーとネットワーク組織の良い部分を組み合わせた組織が、運用されています。

ヒエラルキー組織の中で重要な経営課題がでると、プロジェクト体制をつくり、ネットワーク的な活動で課題を解決します。

典型的な組織例としては、自動車の開発です。車のモデルチェンジに際して、エンジン設計、車体設計、内装設計というように各ヒエラルキーの組織からメンバーを選抜し、プロジェクトを組んで仕事を進めます。選抜メンバーはプロジェクトのリーダーと組織の部門長の二人のボスを持つことになります。

プロジェクトの横とヒエラルキーの縦のマトリックス組織によって組織構造が持つ課題を解決する考え方です。

皆さんの会社の組織はどうなっているでしょうか。問題解決ができる組織になっているか、是非、確認してみてください。

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