2013年2月13日水曜日

経営とスポーツの基礎

先日、以前にコンサルティングをした企業のメンバーが相談があるとの事で事務所に訪ねてきました。役職も偉くなって、風格も出ていました。
相談内容は新規事業についてでした。
この相談の中で「経営の基礎と応用」という話をしました。


スポーツでは試合に出るまでに徹底的に基礎を叩き込んで腕を磨きます。
私は学生時代にスキーのコーチをしていましたが、初心者には必ず言っていいほどプルークボーゲンを徹底的に教えます。これをマスターしないとパラレル、ウェーデルンが出来ません。このプルークボーゲンによって雪面のスキー操作を覚えます。
上級者も調子が悪くなるとプルークボーゲンで調子を整えます。基礎を大切にしています。


経営もスポーツと同じで基礎が出来ていない会社は何をやってもうまく行きません。
経営の基礎とは、例えば職場環境に対して「整理・整頓・清掃・清潔・躾」という5Sを実施する事です。
工場に不要なものがいっぱいおいてある、床がごみだらけ、決めたことが守れない。こんな工場で製品を作ると不良のヤマになります。
これが基礎が出来ていない典型です。不思議とこの状態から5Sを徹底して、きれいな工場になると不良も減ります。基礎が出来たという事です。


私のコンサルタント業では、この経営基礎を徹底的に仕込む事が最も大切と考えています。
皆さんも基礎を大切にして、是非5Sを実行してみてください。

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